エステサロンに求められるものとホームページの魅せ方

これからエステサロンを開業しようと思っている方や、すでに開業していて集客に悩みがあるエステサロンにとって、お客さまが求めていることが事前に分かれば、サービスの質や満足度が上がるのはもちろん、集客に結び付く材料にもなってくれます。

では、エステサロンを利用するお客さまは、一体何を求めて来店するのでしょうか。

エステサロンに通う理由

そもそもエステサロンに通う「理由」にはどのようなものが挙げられるのでしょうか。いくつかある理由の中からお客さまがエステサロンに求めるものを紐解いていきます。

体型や美の維持のため

エステサロンと聞いて、まず思い浮かべるのが「今よりもっと美しくなる場所」というイメージではないでしょうか。劇的な変化を1回で求めに行くというよりは、美を追求した上で現状維持のために通う場所として使われているケースも多くあります。

コンプレックスをなくすため

どんな人にもコンプレックスはあります。特にメイクでは隠し切れない肌の悩みや体型は、今や女性だけではなく男性にも悩まれている方が多いのではないでしょうか。

エステサロンと一口に言っても、ダイエットサロンや体の中から体質を改善するエステサロンなど、今では種類も豊富で、自分のコンプレックスをなくすために通われている方も多くいらっしゃいます。

人前に立つ時の身だしなみのため

人前に立つ仕事をしている方や、結婚式や大事なイベントを控えている方など、明確な目的やゴールに向けてエステサロンを利用している人も少なくありません。そのため、多くの人から注目される結婚式や写真の前撮りなどに向けてブライダル専門のエステサロンも多く存在しています。

「非日常」を味わいに行くため

エステサロンに行く目的の1つとして、誰かが自分のために贅沢な空間の中で尽くしてくれているという「非日常」を味わうために通われている方も多いのではないでしょうか。

1日1組限定のエステサロンや、一軒家を貸し切ったエステサロンなど、まさに贅を尽くした特徴を打ち出すエステサロンも多く見受けられます。

お客さまがエステサロンに求めている「価値」を見出す

先にご紹介したように、エステサロンに通う理由もお客さまごとに違います。また、その中でどのポイントに価値を見出すのかもそれぞれです。

エステサロン側としては、お客さまがどういった理由で来店し、何を求めに来たのかということをいちはやく掴むことができるかどうかが重要になってきます。

では、具体的にお客さまがエステサロンに求めるものをどのような方法でキャッチすればよいのでしょうか。

カウンセリングの質問事項に盛り込む

ヘアサロンなど、施術前のカウンセリングで質問事項に「スタイリストの対応について」①常に楽しく話したい②適度に話しかけてもらいたい③必要なこと以外は話したくない④できれば話したくないなど、お客さまごとに対応を見極めるべき質問事項に、このような項目が設けられていることがあります。

お客さまごとにエステサロンに求めていることは様々なため、お客さま自身に対応を決めていただくのは一番な確実な方法です。

施術後にお客さまの声としてアンケートをとる

施術前のカウンセリングからはもちろん、施術後のお客さまの声として次回に向けての改善点や良かった点のフィードバックをしてもらいましょう。

その場で許可がとれるようであれば直筆のアンケートと顔写真をホームページに掲載しましょう。お客さまの声は予約前に必ず見られると言ってもいい重要なコンテンツなので掲載の許可を

とはいえ、お客さまにとっても手間のかかる作業なので、アフターティーを飲みながら簡単にお話を聞いたり、次回以降の特典を付けるなどお客さまの負担にならず、付加価値があるように配慮してお客さまの声を収集しましょう。

ホームページを使ったエステサロンの魅せ方

お客さまが来店前に自分が求めているエステサロンだということを見極めるために、ホームページは必要不可欠です。ブログやSNSでも発信しているエステサロンも多いですが、正確な情報を収集したり、じっくり他のエステサロンとの比較検討をする時にはホームページは重宝されます。

そのために、自分のエステサロンでは何に応えられるかということがお客さまに伝わるよう、ホームページで情報を先出ししましょう。

ターゲットを明確にする

ホームページでエステサロンのターゲットを先に明確にしておくことで、来店した時のお客さまとお店のミスマッチを防ぐことができます。癒しを求めているのに、低価格の短時間で効果が出るようなクイックサロンでは、満足度は上げられません。

できるだけお客さまがホームページを見に来た時に、「自分のことだ」と思ってもらえるようなターゲティングに設定して来店してもらえるようにしましょう。

解決できる悩みを明記する

お客さまにとってエステサロンに求めるものは千差万別です。それと同時に、誰にでも当てはまる悩みを全て解決できるエステサロンは存在しません。そのため、このエステサロンではどういった悩みが解決できるのかということをあらかじめ具体的にホームページに記載しておきましょう。

施術内容がお客さまの抱える悩みに合っていないと、結局意味のない時間とお金を払ってしまうことになります。その結果、満足度が上がることはなく

まとめ

お客さまがエステサロンに求めていることは一人ひとり違うため、求めているすべてのことに応えることはできません。ですが、ホームページを通して何が叶うエステサロンなのか、どういった方に来てもらうと良いのかという情報を先出しすることはできます。

実際に来店されたお客さまには、一人ひとりが求めていることに応えられるよう、施術前後のカウンセリングを丁寧に行い、お客さまごとに接客に変化をつけることも重要です。