美容室ホームページのホームページターゲット決め方

美容室の経営をしていく中で、集客ツールとしてホームページを活用しているサロンも多いのではないでしょうか?

そんなサロン経営者の方向けに、美容室ホームページのターゲットの決め方についてご紹介いたします。

なぜ美容室はターゲットを決めなければならないのか?

そもそも、どうして美容室はターゲットを決めなければならないのでしょうか?美容室がターゲットを決める【4つ】の理由をご案内します。

競合を減らす事ができる

ターゲットを絞る事によって、競合を減らす事ができます。ターゲットを絞っていないと、「近隣の店舗の数=競合の数」になってしまいます。

例えば、普段手に入らないような高級食品を販売している百貨店と、一般的な食卓に並ぶ食材を販売している安売りが得意なスーパーでは、ターゲットが異なるため、競合にはなりません。たとえその2つのお店が、道路を挟んだ向かいにあったとしてもです。

つまり、ターゲットを絞り、その店にしかできない特色を打ち出す事によって、来店して欲しい方にとって必要なサロンでないものは競合ではなくなります。

何が売っているか分かる、どんな値段で買えるか分かってもらえるよう、ターゲットを絞る必要があります。

そこの美容室を選ぶ理由ができる

ターゲットを絞る事によって、そこの美容室を選ぶ理由ができます。例えば、1,000円カットが売りのお店なら、時間をかけずにカットだけできるというような、そこでないとできない事が生まれます。

どこにでもあるような、何が良いかわからないような美容室ではなく、私のためにある専用美容室のような、サロンになることができます。

ここにしかない薬剤がある、ここでしか受けれないスパがある、この担当の人がいるから通う、というように【ファン化】することで、そこの美容室を選ぶ理由ができます。

リピート率を上げる事ができる

ターゲットを絞る事によって、お客様が求めているメニューや、カットのデザイン等がわかるようになります。

お客様のニーズにあわせたサービスの展開をすることによって、来店した際の顧客満足度をアップさせることができるため、自然とリピート率がアップします。

また、ターゲットとしている人が多く来店することによって、そのターゲットの課題やニーズをたくさん集める事ができます。属性やオーダーの価格帯などで分類をしながらリサーチをし直す必要も少なくなるので、お客様に言われた事や、求められている事を、スピーディにサロンの運営に活かす事ができます。

売れるメニューが分かるようになる

例えば、来店して欲しい理想のお客様を絞る事によって、こんなお客様には、こんなメニューを提案しよう、こんなメニューがよく選ばれる、という事が分かるようになることによって、必要な薬剤などが偏ってきます。

売れるメニューを理解することによって、店舗で確保する必要のある薬剤の在庫の量がわかりやすくなります。

また、こんなものをメニューに入れたほうがよいという、今後のメニュー開発や、サービス展開についても考えやすくなるので、売上を伸ばすこともできるようになります。

ホームページのターゲットを決めるには

美容室のホームページのターゲットを決めるには、いくつかポイントがあります。美容室自体のターゲットを決める事とニアリーイコールなので、ぜひ参考にしてみてください!

自分のお店の地域性を理解する

自分のお店がある、地域について徹底的にリサーチをすることを、まず手始めに行ないましょう。

通える圏内にはどんな家庭が多いのか、この駅を通勤で通過する人はどこで働いているのか、子供を連れて歩いている人はどれくらいいるか、地域の世帯収入はどれくらいなのか、など、利用する可能性がある人を幅広く調べます。

その中から、自分の店のターゲットにすべき人はどれくらいなのか、絞り込みを行っていきます。

現在のお客様でリピートしている人を分析する

顧客のデータを取っているお店も多いはずなので、3回以上リピートしている お客様がどれくらいの年齢の方なのか、何に悩んでこのサロンを利用しているのかなど、集計をとって調べていきます。

そのお客さまこそ、あなたのお店のターゲットになるべき人です。同じ悩み、要望、雰囲気を感じている人にとって利用しやすい、お店について知ってもらいやすいという状況をつくる必要があります。

新規のお客様からの課題を理解する

お店に初来店した方の課題や、求めている事を聞く事も重要です。いままで、利用していた店に感じていた不満や、どこが満たされなかったから、この店に来たのかなど、カットやカラーを行う合間に、お客様が不快に思わない範囲で聞き出します。

アンケートなどでは足りない情報をなるべくたくさん口頭で引き出す事で、今後に活かせるヒントがあるはずです。お客様が抱えている課題をなんとなく解決するのではなく、ピンポイントで解決出来るようにすることに意味があります。

どんな人があなたの店をファースト・インプレッションで好きになってくれるのか、知っておく事も重要です。

まとめ

お客様に選ばれるサロンになるためには、「何を理由にして選ばれたいのか」をしっかりあなたのお店の中で決める必要があります。

ターゲットを絞る事によって、お客様の課題やニーズを細かく想定することができます。しっかり地域や顧客の事をリサーチして、理想のお客様を設定しましょう。

そして、その理想のお客様が求めている事、課題を解決することだけにフォーカスしたホームページにすることで、求められるサロンになることができます。