美容室のホームページ集客のポイント

  • 念願の美容室を開業したのにお客さまが来ない
  • 開業準備や施術で集客をする時間がとれない
  • せっかくホームページを作っても全然予約に結び付かない

せっかく美容室をオープンしても、集客でこのようなお悩みの美容室は多いのではないでしょうか。今回はそんな問題を解決するための美容室の集客方法と、特におすすめしたいホームページでの集客方法のポイントをご紹介します。

美容室に来るお客さまの気持ちを理解する

当たり前のことかもしれませんが、日々の業務に追われ、お客さま目線でのサービス提供を忘れていませんか。お客さまの気持ちが理解できていないと効果的な集客に結びつかないので、まずはお客さまがどんな思いで美容室に来ているかを考えてみましょう。

  • 今より可愛く、綺麗になりたいから
  • クセ毛やうねりなど髪の悩みを解決したいから
  • 自分へのご褒美として誰かにケアをしてもらいたいから

もちろん、上記の例はほんの一部でもっと別の目的で来店される方もいるでしょう。ですが、一度立ち止まってお客さま目線に立つことで美容室の在り方や適切な集客方法の糸口を見つけることができます。

ヘアスタイルを重視しているお客さまなら、スタイルギャラリーの魅せ方を工夫したり、髪の悩みでお困りのお客さまであれば、ホームページでお悩みを解決するコラムを定期的に発信するなど、お客さまのニーズに応じて集客方法を変える必要があることが分かります。

美容室に来店するまでの過程を考える

次に、「美容室に行きたい」とお客さまが思ってから予約にいたるまでのプロセスを考えてみましょう。

  1. 美容室を検索する
  2. 値段、場所、雰囲気、コンセプト等から美容室を比較検討する
  3. 美容室の評価を調べ比較する
  4. 評価の高さや悩みが解決できる美容室を予約する

流れを把握することでそれぞれのプロセスでどのようなアプローチが必要かが見えてきます。

例えば、1の段階では美容室を認知してもらう必要があることが分かります。 そのため、口コミやポータルサイトへの掲載、ホームページ作成などあらゆる方法でお客さまに美容室の存在を知らせる必要があります。
また、プロセスの3の段階では既にいろいろな美容室を検索された状態から選んでもらう仕組みが必要なことがわかります。そのため、ホームページやチラシで美容室の特徴を打ち出して他店との違いをみせなければなりません。

このように、段階ごとにアプローチが変わってくるため、最初にお客さまの踏むプロセスを考える必要があります。

選ばれる美容室になるための集客方法

1)友人や知人に口コミで広めてもらう

美容室を開業した時にまず思いつく集客方法が知り合いに宣伝することではないでしょうか。人から人へ直接伝わる口コミは、信頼性も高く実際に来店してもらえる率やリピーターになってくれる可能性も高くなります。友人紹介割引など、2回目以降も来てもらえるような仕掛けを一緒に考えておくといいでしょう。

2)ポータルサイトに美容室を掲載する

美容室といえば「ホットペッパービューティー」といったイメージがあるように、検索されるとまず上位に表示されるのがホットペッパービューティーの欄です。認知度が高く利用者数も多いため、多くの美容室がこのポータルサイトに美容室の情報を掲載しています。ただし、月々の掲載料がかかるため、予約が少ない月も払い続けなければいけない固定費となります。

3)チラシを作ってポスティングする

家の近くで美容室を探されるケースも多く、徒歩圏内でも回れるような地域にポスティングをすると、一度来店して気に入ってもらえればリピーターになってもらえる可能性が高くなります。SNSやホームページをお持ちの場合は一緒にQRコードを掲載しておくと、よりスムーズに予約に結びつけることができるでしょう。

4)SNSを使って情報を発信する

短い文章や画像で美容室の魅力を伝えることができるツールがSNSです。ブログやコラムを書く時間が頻繁にとれない時も、短時間で更新ができます。SNSの基本情報と一緒に美容室のホームページのURLを掲載しておくと、より美容室の特徴を伝えることができます。

5)ホームページを作成し美容室の特徴をアピールする

ホームページは「高い」「面倒くさい」「難しい」と言ったイメージがあるかもしれませんが、一度作成しホームページが評価されていけば24時間働いてくれる優秀な営業マンとなってくれます。

また、初めて来店されるお客さまが他の美容室と比較する時に、SNSやチラシだけでは不十分な美容室の特徴を打ち出すことができる、最終的な決め手となる情報を掲載するのにうってつけのツールです。

美容室のホームページ作成のポイント

1)ターゲットとコンセプトを明確にする

数ある美容室の中から選んでもらうには、不特定多数のターゲットではなく、「一人」に向けた具体的なターゲットを設定する必要があります。「なんでもできる」という美容室より「〇〇専門に行っている」という方が人を惹きつける力は強くなります。「自分のことだ」と想ってもらえるくらい掘り下げたターゲットを設定しましょう。

2)お客さまの声で信頼度アップ

ポータルサイトに口コミがあるように、ホームページでもお客さまの声は必要です。直筆のアンケートや、許可を得た顔写真を一緒に掲載すると、より信憑性の高い情報としてお客さまに響くものになるでしょう。

とはいえ、お客さまにとっても手間のかかる作業になるので、次回使えるオプションのプレゼントなど、特典をつけて少しずつお客さまの声を獲得していきましょう。

3)よくあるご質問で手間なく疑問を解決

よくあるご質問は、お客さまの声と同様によく読まれるコンテンツのひとつです。問い合わせるほどの内容ではないけれど疑問がある場合、このよくあるご質問が活躍してくれます。お客さまのお手も煩わせることなく、美容室側の手間も省くことができるので是非作成したいコンテンツです。

ホームページは作ってからが始まり

せっかくホームページを作っても、放置していたら意味がありません。ホームページの評価を上げるにはお客さまにとって有益な情報を発信する必要があります。ホームページを作ってすぐに検索結果に表示されることはないので、根気強くコラムなどを更新していく必要があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。なかなかお客さまが来ないとお悩みの美容室も、もう一度お客さま目線に立って、美容室に来る意味やプロセスを考えてみましょう。そうすればおのずと必要な集客方法が見えてきます。とはいえ、ずっと同じ集客方法では客足が途絶えてしまうこともあるかもしれません。その時その時に応じたお客さまのニーズを汲み取る力をつけ、試行錯誤しながら集客方法を変えていきましょう。